BLOG
ブログ
咀嚼足りてる?
- 食事
徳永です。
今回はダイエットにおいて見落とされがちな「咀嚼」についてです。
「よく噛むだけでやせるわけないやろ」と思った方は、たぶん早食いの方です。(ズバリ)
現代では加工食品が増え、くちどけの良いものが多く存在します。また、テレビやスマホを見ながら食べる「ながら食べ」をしている方も多いと思います。
咀嚼は誰でも出来て多くのメリットをもたらしてくれます。
-咀嚼回数を増やすことのメリット-
・便秘改善・・・便秘とは消化しきれなかった老廃物や毒素が体外に排出されず、腸の中に蓄積されて起こります。そのため、咀嚼回数を増やすことで、食べ物が細かく砕かれ、唾液が多く分泌されることにより「アミラーゼ」という消化酵素が消化活動をサポートします。そして、食べ物の水分と唾液の水分が合わさることにより、「老廃物や毒素」をスムーズに体外へ排出することができます。また、咀嚼の回数が増えると、便を体外へ押し出す働きの「ぜん動運動」が活発になり、消化時間も短縮されます。体内に物が蓄積された状態が短くなるので、便秘になりにくい体質になります。
・アンチエイジング・・・早食いは食後の血糖値を急上昇させてしまい、体内で美容の大敵「AGE(終末糖化産物)」の発生を助長させてしまいます。このAGEは髪の痛みや、肌のしわ、シミ、くすみなどの原因になります。しっかりよく噛んでゆっくりと食事をすると、食後血糖値の急上昇を抑えることができるため、アンチエイジングのためにも、よく噛むことが大切です。
・幸せホルモンの分泌、ストレス発散効果・・・幸せホルモンと呼ばれる心の安定にかかせない「セロトニン」という脳内物質があります。セロトニンは、ストレスの多い生活や運動不足、夜型生活などが続くことで分泌されにくくなってしまいます。過食するのはセロトニン不足が原因の一つになるため、別の方法(咀嚼など)で分泌してあげると解決しやすいです。
・食欲コントロール、味覚の適正化・・・時間をかけてよく噛むことで脳の働きが活発になり、神経ヒスタミンという神経伝達物質が満腹中枢や交感神経を刺激し、レプチンという脂肪細胞から分泌され食欲を抑えるホルモンの分泌も刺激されます。そのため、よく噛むことで食欲が抑えられ、満足感を得ることができます。
咀嚼回数を増やした時の私の実感としては、
「体が軽い」
「お腹いっぱいになる」
「眠気がすぐに来なくなる」
ということが挙げられます。
よく噛むことの習慣化が難しい。無意識だとできない。という方は、食材を美味しく味わうということを意識してみてください。朝昼が忙しい方は、夜などのゆっくりできる時間帯から始めてみると良いですね。