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脂質について賢くなると健康になりすぎた話
- 食事
こんにちは。
お酒を買うのに身分証を求められる40歳目前の青木です。
健康を意識されている方なら当然脂質の摂取についても意識されている方は多いと思います。単純に「脂質」といっても様々な種類・特徴があり、一体何を意識して摂取すべきなのか?そもそもこだわったほうが良いのか?という疑問も出てきます。脂質を説明しなさいと言われてすべてを瞬時に答えられる人はまぁ全人口1%もいるかどうかですが、そんなに詳しくなくても生きていけますので「最低限これだけ知ってれば健康じゃね?」ってくらいの勉強をここでしましょう。
※脂質の全てを知りたい方は「脂質の全てを置いてきた」で検索しましょう。たぶん脂質について賢くなれます。
まず私たちが普段食べている物の中には脂質は含まれていると思ってください。
お米の中にも入っています。なので意識しなくても生きていけるだけの食事をしているなら脂質は大体摂取できています。なので摂り忘れて死ぬということはほぼないです。代表的なのは卵の黄身や牛乳、魚、肉の脂身、調味料ですかね?お菓子を食べている方にももれなくついてきています。どうですか?大丈夫なはず。問題なのは脂質であればなんでも良いというわけでなく、脂質の種類によっては健康を害する可能性が高くなるということを知っておいてほしいのです。
複雑な知識はいりません。脂質(脂肪酸)には4種類あり、健康に良いのは適量の「不飽和脂肪酸」で健康に悪いのは過剰の「飽和脂肪酸」と「トランス脂肪酸」というのを覚えておいてください。
「飽和脂肪酸」
・ エネルギーとして使われやすく、体内で合成できる脂肪酸
・ 一般に過剰摂取になりやすく、過剰摂取は健康面でデメリットあり
・ 肉、乳製品(牛乳、バター)卵黄、チョコレート、ココナッツ、パーム油
・ ステアリン酸、パルミチン酸、アラキジン酸
「一価不飽和脂肪酸」
オメガ9系脂肪酸
・ 比較的エネルギーとして使われにくく、常温で液体の脂肪酸
・ オリーブオイル、菜種油、アボカド、タラ肝油、イワシ油
・ オレイン酸、ミリストレイン酸、エイコセン酸
「多価不飽和脂肪酸」
オメガ3系
・ 体内で合成できない必須脂肪酸を含む
・ 魚油(青魚)、クルミ、なたね、えごま、アマニ
・ αリノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコペンタエン酸(EPA)
オメガ6系
・ 体内で合成できない必須脂肪酸を含む
・ べに花油、大豆油、ごま油
・ リノール酸、アラキドン酸
「トランス脂肪酸」
・ 植物油を高温にする過程などで生成される脂肪酸
・ 健康に害しかない
・ マーガリン、ショートニング、加工油脂などに含まれる可能性がある
難しいのはオメガ3を摂取することくらいですね。抗炎症作用があるので炎症を誘発するオメガ6とのバランスが大事です。はやりのMCTオイルは飽和脂肪酸に分類されます。エネルギーとして素早く代謝されますのでおすすめです。
栄養素というものは実に奥深いもので、まだまだ解明されていないことも多いそうですが、今現在、わかっていることだけでも知識としていれておくとよいですね。皆様の健康寿命が少しでも延びますよう今後も有益な情報を載せていきたいと思います。