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運動をすることの重要性
- トレーニング
- 食事
徳永です。今回は運動をすることの重要性についてお話していきます。
今ではダイエットやボディメイクはよく聞く言葉になりましたね。
多くの人が運動をするきっかけとしては今の体(外面)を見て、「体型を変えたい」「体重を落としたい」と運動する人がほとんどではないでしょうか?
それでは、これからの体の内面のことを考えて運動を行う人はどれくらいいるのでしょうか?
まず、20代や30代は生活習慣が乱れていてもなんとかなってきた方は多くいると思いますが、
こういう方は要注意です。
生活習慣病やがんは40代で発症が増加します。
そして、エネルギー摂取が多く、消費が少ない食生活では脂肪の蓄積が大きくなり、メタボリックシンドロームにつながります。
以下に、①~⑤のステップで生活習慣の乱れが様々な病気を引き起こす流れを書きました。
①運動不足、喫煙、暴飲暴食、不規則な生活、ストレス
↓
②内臓脂肪の蓄積(メタボリックシンドローム)
↓
③生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病など)
↓
④血管障害(動脈硬化など)
↓
⑤心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、神経障害、網膜症、腎障害
トレーナーとしては①の段階で改善させたいのですが、②や③になってから運動を始める方がほとんどだと思います。
これらの生活習慣病は初期症状がほとんどありません。そのため、多くの人が気づかないうちになってしまいます。国内の糖尿病患者及び予備軍は約1000万人ずつ(合わせて2000万人)います。
これらを防ぐうえで大切なことが「運動」です。その中でも特に筋トレをオススメします。
食事を見直すことも大切ですが、筋トレを行うことで、筋肉量が増大すると糖を取り込む容量が増えることでインスリン抵抗性(インスリンが正常に働かないこと)が改善します。また、運動時にアドレナリンなどのホルモンが出ることで、リパーゼという酵素が働き、中性脂肪を分解してくれます。そのことが体脂肪(特に内臓脂肪)を落とすことにつながります。
・糖尿病の運動ガイドライン
「週3~5回のややキツイ程度の有酸素運動20~60分、週に2~3回のレジスタンストレーニング8~10種目、10~15回2~3セット、合計150分以上を推奨」
これを続けることはかなりしんどいと思います。運動はキツイ、モチベーションが、、、って病気になってからの苦労を考えたら全然できると思います。
・メタボリックシンドロームの診断基準
「ウエスト」
男性:85以上 女性:90以上
プラスして以下のうち2項目以上当てはまればメタボリックシンドロームで、1項目当てはまればメタボリックシンドローム予備軍となる。
「脂質異常症」
中性脂肪150mg/dl以上
または
HDLコレステロール40mg/dl未満
「高血圧」
収縮期血圧130mmHg以上
または
拡張期血圧85mmHg以上
「高血糖」
空腹時血糖値110mg/dl以上
健康診断や人間ドックでこれらの数値が高いといわれる前に、健康への意識を持つことが大切です。また、若い世代の方もダイエットやボディメイクとは違う視点で本来の「健康」を考えてみてはいかがでしょうか。