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ダイナぺニアって知ってる?

  • トレーニング

徳永です。

今回は「ダイナぺニア」という言葉が一体何を表すのか、皆さんにご紹介していきたいと思います。

ダイナぺニアとは「加齢に関連した筋力の低下」のことです。

これと似た言葉でサルコペニアがあります。

サルコペニアは「加齢に関連した筋量の減少」のことです。

筋量の減少と筋力の低下は必ずしもイコールの関係ではありません。

ダイナぺニアでは骨格筋量が維持されているにもかかわらず筋機能が低下している状態のことを指します。

一方、サルコペニアでは骨格筋量が減少し筋機能が低下している状態のことを指します。

ダイナぺニアは高齢者だけでなく、肥満体系の人に多く見られます。これは、過体重を支えるためにある程度の筋量が必要になるからです。

例えば、成長ホルモンの減少は骨格筋量の減少に影響する一方で、筋力低下には影響しません。

逆に、インスリン抵抗性は筋力低下に影響しますが、骨格筋量の減少には関与しません。

つまり、骨格筋の量(筋量)と質(筋力)はそれぞれ独立しており、一概に骨格筋量があるから良いとは言えず、その質が低下していれば2型糖尿病や身体の機能障害につながってしまう恐れがあるということです。

筋肉量だけではなく、筋力も健康にとっては大切な要因となるので、みなさんもぜひ運動やトレーニングを少しでも取り入れてくださいね!