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痩せている人は運動しなくていいの?
- トレーニング
徳永です。
今回は、痩せている人は運動しなくていいのかという疑問について書いていこうと思います。
慢性的な運動不足が続くと、血液中の糖を細胞に運ぶ運搬車の(GLUT4)の数が減り、運搬能力が低下します。
インスリンが出ても糖が細胞に運ばれず、もっとたくさんのインスリンを要求します。
さらに状態が悪化すると、インスリンをキャッチする受容体も減り始め、インスリンが効かなくなり、すい臓はさらに必死になってインスリンを出そうとします。
しかし、酷使された膵臓は傷つき、糖尿病になってしまいます。このきっかけは「運動不足」です。
糖尿病の原因は「糖の摂りすぎ」だけではなく、「運動不足」とそれによって起きる「肥満」からでもあります。(遺伝の影響もあります)
標準体重でも運動不足が原因で糖尿病になる人はたくさんいます。その多くの場合は、痩せているのに体脂肪、とくに内臓脂肪が多い「かくれ肥満」です。
運動を続ければ糖を運ぶ運搬車の数が増えるので、少ない量のインスリンでも血糖値はちゃんと下がります。
「痩せているから運動はしなくてもいい」というのは大きな間違いです。
逆に言えば、運動を適切に行えば、食事療法も薬物療法もなしに、ダイエットはできるし、病気や予防もできるということです。
痩せていて運動していない人は現状に満足せず、しっかりと糖代謝を高めるためにも運動してくださいね!