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体脂肪減らしすぎてない?

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徳永です。

今回は特に女性ダイエッターにはしっかりと聞いてほしい内容です。

男女で体の仕組みは異なり、女性は妊娠・出産するための生理的機能が備わっています。

当然、男性と女性で全く同じダイエットをしてはいけませんよね。

まず、女性の脂肪量は男性より多いです。生理機能を維持するために必要とされる最低限の脂肪を、「必須脂肪」と言います。そして、生きていくために最低限必要な体脂肪率は男性3%女性は4倍の12%です。脂肪は脂のかたまりではなく、生理活性物質を分泌している大切な細胞です。

一般的に女性は体脂肪率20~30%が良いとされていて、少なくなりすぎると月経が止まることもあります。これは、内分泌系をコントロールする脳の中の視床下部の働きが乱れ、「女性ホルモンを分泌して!」という指令がとまってしまうからです。これを視床下部無月経と言います。

さらに、体脂肪から分泌されるレプチンは骨密度に影響を与え、骨折リスクが高まります。また、無月経になり女性ホルモンの一部であるエストロゲンが低下すると、骨代謝が悪くなり骨密度も低下してきます。

つまり、体脂肪は必要以上に減らしてはいけません。

女性は月経周期で体重が変動しやすいという特性があります。卵胞期に分泌が増えるエストロゲンは、食欲をコントロールして体重を減らす働きがあります。一方、黄体期に入るとエストロゲンとプロゲステロンがともに増加して、体内の水分をため込む傾向があります。

そのため、女性にはダイエットに適した時期とそうでない時期があるので、体重の増減にあまり振り回されすぎずに、月経周期のことも考慮したうえでダイエットしていくことが大切です。

特にやせぎみの女性で体のたるみがある方は、筋肉量不足が原因の一つとなるので、ダイエットではなくまずは筋肉量を増やすことを考えてみましょう。